退屈な日常?22
「終わったぜ」
不器用に巻かれた包帯を見て恭弥は複雑な表情を見せる
「隼人は何もしなくて良いよ」
「な、てめぇ!」
「でも、ありがとう」
恭弥が珍しく微笑むので隼人は
(まぁいいか)と呟いた。
「親父、リンゴでもむくか?」
「ああ、頼む」
「え、そんなこと頼むの?」
「なんで?隼人がせっかくリンゴの皮むいてくれるって言うんだ。
うれしいじゃねぇか」
「バカ親だね」
「恭くんの方がバカ兄だろ」
「ん?!咬み殺されたいの?」
「待てよ2人とも・・・ったく2人にむいてやるから」
リンゴとナイフを手に持った隼人が2人の間に割って入る。
「でも、何でリンゴなの?」
恭弥が聞くと隼人はむき終わったりんごの芯をとりながら
「だって病院といえばリンゴだろ、さっきコンビニで売ってたからな」
嬉しそうに皿に並べられた妙な物体。
「親父ほら」
γの目の前に差し出すとγは嬉しそうにほおばった。
「うまいぞ恭くん」
「恭くんとかやめてよ。それ食べられるの?」
ピックに刺さったリンゴを持ち上げで眺めながら
口に運ぶ。
「うん、おいしい」
「たりめぇだ、どれ」
隼人もほおばった。
「うまっ」
「なぁ」
「教えねぇぞ。もう帰れ。」
「ちっ、まぁいいか」
隼人はγに問うのはやめて自分で調べることにした。
とりあえず今日はもう遅いので家に帰ろうと思った。
「じゃあ僕も帰るよ」
「どこに?」
「家だよ」
ドアに向かう隼人に恭弥も後を追う。
「仲の良い兄弟だな」
γがあきれ顔で言うと恭弥が振り返る。
「嫉妬?」
「別に」
「じゃあな」
「ああ、気をつけて帰れ」
γは合図するように手を挙げた。
2人はドアのところで手を上げで出て行った。
「全く・・・」
γは隼人がむいてくれたリンゴを眺めながら微笑んだ。
<退屈な日常23へつづく>
![]()
読了、お疲れ様でした。
暑い日が続きますね。
今年はいつもより暑いとかって、ここ数年の間
毎年言っている気がします。
でも、原稿描いていると隣にタオル置いてなとい
汗が流れてきます。
クーラーって何かずっとだと体調崩しそうで怖いです。
お茶の冷たいのとかアイスコーヒーが
唯一の楽しみですねvv
| 固定リンク






コメント