69執事 32
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『密談』
「ねえ、聞いて欲しいことがあるんだけど」
食事が終わってツナはお茶の入ったカップを口に付けた。
「遠慮なさらずにどうぞ」
骸が開いた食器を片付けながらツナの顔を見てニッコリ微笑んだ。
(思っていたよりもずっと人あたりの良い人なのかもしれない・・・)
言わなくても多分気づいているとは思うのだが、いざそれを口に出すと思うと少しためらわれる。
ツナはカップを両手でいじりながらそれを見つめていた。
「執事のことですか」
骸は言いづらそうなツナの先回りして話しを切り出した。
「うん。雲雀さんってさぁよくわかんないんだ」
片付けながらチラッとツナの方を見るとまだ空になったカップをいじっている。
「今回のこの仕事のこともそうなんだけど、オレはこんな家系に生まれてすごく自信がなくて・・多分雲雀さんがいなかったら逃げ出していたと思うんだ」
「彼はあなたにとってただの執事ではないとおっしゃるのですか?」
「うん、多分雲雀さんじゃないとダメ・・・・かな」
ツナの手元にあるカップは色々な角度で回転をしている。
「オレは学生時代によくダメツナとか言われてて、何をやっても出来ない中途半端な奴だったんだ」
「そんな話僕なんかに話してもいいんですか?」
骸は一通りティーセットを除いて片付けを済ませるとシートに座った。
ツナのすぐ隣で彼のカップを取り上げる。
「いいよ、獄寺君も知っているから。獄寺君は強いし頭良かったし、すごくきれいだったなぁ」
ツナがどこか遠いところを見つめながら思い出している。
「それはぜひお目にかかりたかったです」
「うん、今も美人だけどね、前はもっと可愛い感じがあったよ」
いつしか話題が隼人にすり替わっているが骸はそれも悪くはないと思いながらツナから取り上げたカップにお茶を注いだ。
「ありがとう。えっとなんだっけ?」
話題がズレて雲雀の話しに引き戻そうと思ったが、どこまで話したのかわからなくなって笑った。
「昔はダメツナとか」
「ああそうだ」
骸の回答に更に満面の笑みを向けながら、今度はお茶を飲んだ。
「ねぇ、骸さんは獄寺君のことは好き?」
「はい」
「ふうん全然ためらわないんだね。雲雀さんに同じ質問をしたらどういうのかな」
ツナはカップの中のお茶に目を落とした。
「オレねすごく雲雀さんが好きなんだ。それはただの好きじゃなくて全部好き。他の誰にもとられたくない好き」
「そうですか」
骸はおもむろにツナが持つカップを取り上げるとその両肩を掴んだ。
「なに?」
「いえ、ちょっと試してみたいと思いまして」
ツナの顔の間近で骸が微笑むとツナの頬が染まる。
「あなたを僕がここで誘惑してもあなたはずっと雲雀が好きでいられるかどうか」
人形のようにきれいな顔が目の前で微笑んだ。
「な、なにふざけてるの?冗談だよね」
「いいえ、どうせ退屈ですし」
「だめだよ骸さんは獄寺君が好きなんでしょ」
「さあ、それはどうでしょう。あの方は確かに面白い。何をしても最後まで屈しないところが僕はすごく好きです。あなたと比べてみたいと思いまして」
微笑む骸はポケットから怪しげなものを取り出した。
それを見たツナの顔が青ざめた。
「やぁ、やめてよ骸さん」
<つづく>
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読了、おつかれさまでした。
次回はいよいよエロあります。
お待たせしてごめんなさい・・・
って誰もまっていませんね(苦笑)ということなのですので
苦手な方はご遠慮ください。
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コメント
骸っていい相談相手になりそうですよね
骸がツナを襲うのは雲雀さんが獄寺君にやったことに対する復讐的なこと?
それとも我慢できなくなっちゃったかな??
次回はエロが入るということでいつも以上に期待して待っています!!
投稿: ライム | 2008年11月20日 (木) 17時16分
ライム様
そうですね骸は相談相手にすると心強そうです。
ツナも安心して相談したみたいですが
あらぬ方向にいってしまいました。
いきなり濃いエロになりますのでご注意ください。
投稿: 琉雲 | 2008年11月20日 (木) 18時50分