「吸血鬼が・・・」(ヒバ獄)

2008年4月28日 (月)

吸血鬼が・・・10(最終章)

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武と隼人は手をつないで城を飛び出した。

城を出てしばらくすると来た道が霧に包まれて見えなくなっている。

「あれ?城が見えないのな」

隼人が振り返ると今通ってきた道さえもわかならくなっている。

「あっ・・・」

まるでこれまでのことがなかったことのように

深い霧に包まれていく。

「良かったな。俺は隼人まで失うかと思ったんだぜ。」

隼人はまだ深い霧の向こうを見つめたまま無言だった。

「でも、俺命にかえても、お前は絶対に取り戻すつもりだった」

いきなり武の声のトーンが変わった。

隼人は武の顔を見つめると武は隼人の頬に手を添える

「吸血鬼は許せない。お前は吸血鬼になんかさせない、吸血鬼がお前を欲しがったら絶対に取り返す。そう決めていた」

しかし、隼人はその手を払った。

「俺の使命は・・・国を救うこと・・だ」

武は驚いて隼人を見つめた。

隼人はもう振り向かないで歩き出す。

「10代目国王のツナを助けるためにこの指輪を持ち帰らないとなんねぇんだ」

「これも持っていくのか?」

武は首から下げているリングを取り出すと隼人は頷いた。

「じゃあ決めた。俺も行く」

「なっ!よせ!お前となんか一緒に旅しねぇぞ」

「まあ、そう堅いこと言うなって」

結局2人はボンゴレ国に2人で戻っていた。

指輪を国王のツナの元に献上すると、それはまた2人に戻された。

そして、この国の騎士になった。

隼人と武が騎士になって数日が過ぎていった。
「隼人・・・」

馬に乗って走っていると風に乗って声が聞こえてきた。

フッと隼人は微笑むといつの間にか

隼人の後ろに恭弥の姿が現れた。

「振り落とされるなよ」

隼人がそう言うと恭弥は隼人の顎を掴んだ

「退屈だったよ」

それだけ言うと隼人の唇を塞いだ。

吸血鬼の恭弥にはリングがあろうがなかろうが

関係なく、
自分が隼人に会いたければいつでも逢える。

城でひとり過ごしてもつまらなく、
結局隼人を連れ戻しにやってきたのだった。

多分また武が怒鳴り込むことを知った上で・・・・

<おわり>



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読了、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

ひゃぁ~こんな終わり方ってどうなんでしょう?!
感想などありましたらぜひお聞かせください。

次回からはしばらく短編にしたいかなぁ~
と思っていますが今のところ未定です。

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2008年4月26日 (土)

吸血鬼が・・・9

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バシッ!

「おいっ!よせ!」

「やっぱり話しているだけじゃ、つまらないよ」

いきなり恭弥は隼人に仕込みトンファを一発食らわすと隼人はベッドに倒れ込んだ。

「君には血が似合うよ」

隼人の顎を掴んで口元に流れる血を舌で舐めた。

「変態野郎」

「フフフッ」

「大丈夫か隼人!」

「また来たの?君しつこいね」

開け放されたドアから武が駆けつけた。

隼人に食らわされた毒がやっと消え、

すぐに駆けつけたのだが

先程の2人のやりとりを聞いていた。

隼人が吸血鬼ではないと知り、
ホッとしていたところに

恭弥の暴力で思わず飛び出してしまった。

「てめっ!何しに来やがった!」

「だって、言ったろ
俺お前のこと諦めきれないって」

「諦めろ」

「やだ、お前が吸血鬼じゃないって聞いて、
余計に諦めきれない」

「・・・」

2人のやりとりを聞いていた恭弥は
隼人から手を離した。

「えっ?!てめっどうして・・」

「面倒くさい。いいよこのリング抜いてあげるよ」

隼人の指からリングを抜こうとする恭弥の手を隼人は咄嗟に掴んでいた。

「離してくれない?」

「やだ、それは抜くな」

うつむいたまま隼人は恭弥の手を握ると

恭弥はため息をついた。

「面倒なのは嫌いなんだ」

「隼人、離せ!こいつがリングを抜けば
お前は自由になれる」

武の言葉に隼人は一瞬気を抜くと
同時に恭弥は隼人の指輪を

素早く抜き取った。

「あっ!」

「これは僕はいらない」

恭弥は指輪を隼人の掌に握らせる

隼人は急いでそれを自分ではめてみるが

先程までの感覚はなく、普通の指輪になっていて

簡単に抜けてしまう。

隼人にはそれが恭弥との別れだと認識できた。

抱かれながら恭弥が言った

「・・・てる」

という言葉・・・

良く聞こえなかったのはたぶん恭弥の魔力のせい

恭弥は隼人がいつでも離れられるようにわざと聞き取れないようにした。

一度その言葉の呪縛にとらわれれば

きっと出て行けなくなってしまうから・・・

「なんで・・・」

「何度も言わせると咬み殺すよ」

「フフッ、お前笑えねぇ・・・」

「早く出て行きなよ」

「行こうぜ隼人」

「ああ・・・」
隼人はもう俯いたまま恭弥の顔を見ようとはしなかった。

<吸血鬼が・・・10へ続く>


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読了、お疲れ様でした。
いよいよ次回このお話の最終話となります。

この状況で一体ヒバ獄はどうなるのでしょうか(苦笑)

ありがとうございました。
ではお楽しみに!
!

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2008年4月25日 (金)

吸血鬼が・・・8

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数日が過ぎたが恭弥は

隼人をベッドから解放してはくれなかった。

隼人は重い腰のまま裸でベッドに横になりながら

空を眺めた。

恭弥は夜しか現れない。

ひとりで天蓋付きベッドに寝ころんでいると

ふと10代目や武のことを思い出す。

そして涙ぐむが夜になると恭弥が全てを
忘れさせるくらい

隼人を可愛がってくれるのだった。

「なんでお前は昼間はいねぇんだよ」

ぽつりと隼人が呟いた。

当然何の返事もないと思っていたら

耳元に返事が返ってきた。

「昼ぐらいは解放しないと飽きちゃうからね」

「それはお前がか?」

「どっちもだよ」

「それなら自由にしてくれればいいのに」

「だって逃げるでしょ」

「いいから姿を現しやがれ!」

宙に向かって叫ぶとフワッと恭弥の姿がドアの方向に現れた。

「全く君は世話が焼けるね」

隼人の近くに歩いてくる。

「おい、逃げねぇから。解け」

「やだ」

「ほどけ!」

「僕は拘束されて傷ついている君を見るのが大好きなんだ」

「この変態野郎!」

「淫乱の君に言われたくないね」

「うるせー解け!!解け、解け!!」

「ああ、もう面倒くさい」

恭弥は諦めて指を鳴らすと
ベッドの四隅に結ばれていた

紐がいっせいに解けた。

「これでやっと俺の自由にできる・・・」

「・・・?・・なに?」

いきなり隼人は恭弥に抱きついた。

隼人の予想外の動作に恭弥は目を見開いたが

それはほんの一瞬のことだった。

「なぁ、お前はずっと俺の側にいるのか?」

抱きついたまま恭弥の耳元に隼人が囁くと

恭弥はそのまま隼人の頭を撫でた。

「俺はお前に吸血鬼にされたんだろ?」

「・・・」

「じゃあこれからお互いの血を求めながら生きるのか?」

「ちょっと違うよ」

「何が違うんだ?」

「君は吸血鬼じゃないよ。僕はそうだけどね」

「嘘だ、じゃあなぜ喉が焼け付くように渇いてお前の血が欲しくなる?」

「ああ、それは君が淫乱の証拠だよ」

「なっ?!」

恭弥の言葉に体を離して隼人は恭弥の顔を見つめた。

「君が僕を欲しがるとき、喉が渇くように僕がしたんだ」

「お前は魔法使いじゃなくて、吸血鬼だろ」

「そんなのどっちでもいいじゃない。君は思ったより面倒だね

いちいち説明しないとダメ?」

「ダメとかじゃなくて普通知りたいだろ?」

「別に・・興味ない。僕は君と君の血があればいいんだ」

「例えば・・・例えば俺が吸血鬼じゃないなら、俺は歳をとって死ぬんだぞ」

「うん、ずっと見ていてあげるよ」

「えっ?!」

思わず隼人の頬が赤く染まる。

自分が死ぬまで側にいてくれるということを恭弥は言っているが

本人にはそんな自覚がないらしい。

<吸血鬼が・・・9へ続く>

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読了、お疲れ様でした。
いよいよこのお話も残り2話となりました。

実はここでもう1ラウンド展開されていたのですが
あまりに濃いので闇に葬りました(笑)
それに終わりが見えなくなってしまったので
とりあえず前に進める内容にしました。

段々と甘々の場面ですが
山本が放置のままでした。

次回は山本が登場します。

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2008年4月24日 (木)

吸血鬼が・・・7

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※引き続き18禁とさせていただきます。


金属の触手はまだ動きを止めなかった。

おかげで隼人の体のあちこちには細かい傷ができて

いたるところから血が噴き出している。

その血を求めて恭弥の舌が這い回る。

その繰り返しが続いた。

隼人は感じすぎて涙を流している。

一度恭弥の口の中で達したが、
また雄はすぐにまた復活していた。

触手と恭弥の舌両方でせめられて

隼人は感じすぎてとても辛い。

「もう・・ゆる・・し・・て・・」

口の橋からよだれが流れ出しても
閉じることさえ許されないほどで

すっかり口の中もからからだった。

そこに恭弥がまた口づけては唇を痛いほど吸われた。

唇もヒリヒリした。

「じゃあ、隼人のここいい?」

恭弥は隼人の蕾に指を軽く差し入れる。

「・・あっ・・ん・・」

秘められた部分に恭弥の指と触手が動く。

ぬるっとした瞬間、恭弥の指が入った。

「あぁぁぁ」

そのままくりくりとかきまわされると

突然からだがピクピクと反応する。

(なんだ・・これ?)

まだ冷静に考えられないのに自分の反応が信じられない隼人は

その刺激が怖くなった。

「やめ・・ろ・・!」

「そんなにいいの?」

恭弥はクスリと笑って隼人の両足の紐をやっとほどいた。

紐はほどかれたが

体は全くいうことを効かないほどだるかった

恭弥に動かされるまま足を高く持ち上げられ

羞恥に耐えられないような格好を恭弥に下から除かれている。

いい加減解放してくれないかと思っていると

いきなり今までの指とは質量も堅さも違うものが

蕾を塞ぎ始めた。

「・・・くっ・・ん・・・」

「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢しなよ」

相変わらず一方的に向けられる言葉に隼人はかなり後悔しているが

もう、どうしようもなかった。

体中が引き裂かれそうな圧迫感が自分の中を塞ぎ始めている。

信じられないような質量で体の中から自分が犯される気がした。

一つだけ救われたのは、言葉では冷たく突き放しながら

恭弥の仕草はとても優しいし、隼人の感じるところにいつもほしいものを

与えてくれることだった。

蕾を塞ぎながらも顔中に羽のように軽やかなキスを落とす。

同時に触手で隼人自身も刺激を続ける。

おかげで隼人も段々と痛みとは違う感覚が生まれてくる。

恭弥に揺すられている感覚が気持ちよく思えてきた。

動きが早まるにつれ隼人の雄に絡みついた触手にも力が入り

ほぼ2人は同時に達していた。

耳元で恭弥が何かを呟いたようだが

隼人には「・・・てる」として聞こえなかった。

<吸血鬼が・・・8へ続く>

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読了お疲れ様でした。
これで18禁部分は終了です。
あ~雲雀の攻め方はいかがでしたでしょうか
ちょっとありきたりになってしまいました。

もっと触手を使うべきだったかなぁ~

変態発言失礼しました(汗)

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2008年4月23日 (水)

吸血鬼が・・・6

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※引き続き18禁の内容となりますのでご注意ください。


体中を動いていた金属はもう隼人の服は剥ぎ取っている。

上も下も向き出しになってしまった隼人の体に

追い打ちをかけるように金属は隼人が感じやすい胸の赤い実と

雄の部分、そして後ろの蕾の部分を先端でチクチクと刺激したり、金属部分のひんやりした部分は這い回る。

「く・・・あ・・ん・・やぁ・・」

両手も両足も拘束されたまま金属の触手に犯されて

所々血がにじみ始めている。

どこから現れたのか恭弥がいきなり隼人の胸の血を舐めると

隼人は大きく体をうねらせた。

「そんなに気持ちいいんだ」

「あ・・・ん・・・み・・るな・・」

恭弥は口で胸をなめながら隼人の雄を見つめた。

そこは既に起ち上がりとろとろと先走りに濡れている

恭弥は手を伸ばしてそこに指先を滑らせると、隼人の腰が浮いた。

「君ははしたないね」

口元だけで笑って恭弥は隼人の雄を強く握る。

先走りでクチュクチュといういやらしい音が隼人にも聞こえてきた。

「あぁぁ・・や・・・ろ・・」

「良い子だ」

恭弥の唇は隼人の唇を塞いだ。

同時に金属が胸の赤い突起の周りに両方とぐろを巻きだした。

「あぁぁぁっ」

そのまま締め付けられて隼人は気が狂いそうなほど体が反応している。

頂点に達しそうだが、もう一つの金属が雄の根元に巻き付き止められている。

「う・・くぅ・・・」

そのうち恭弥が隼人の雄を口に含んだ。

今までひんやりした感覚が一気に体温が上昇する。

そこで急に雄を押さえていた金属が離れると

隼人は一気に恭弥の口に欲望をはき出してしまった。

「・・・あ・・・ん・・・」

ゴクンという喉を鳴らして恭弥が飲み込んだ。


<吸血鬼が・・・7へ続く>

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読んでいただきまして、お疲れ様でした。
疲れますよね(汗)
次回まで18禁場面が続きます。
いやぁ~触手は楽しいvv
変態でゴメンナサイ(苦笑

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2008年4月22日 (火)

吸血鬼が・・・5

※注意!18禁とさせていただきます。

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「戻ってきたぜ」

城の回廊を歩きながら隼人が言うと

誰もいないところの扉が次々に開かれ
隼人はその通りに歩き

この間飛び出した天蓋付きのベッドの部屋に
たどり着いた。

しかし、そこに恭弥の姿は見えなかった。

「ベッドに行って」

声だけが耳元に聞こえる。

言われたとおりにベッドに向かった隼人は
辺りを見回したが、

どこにも恭弥の姿はない。

「そこにある紐に足を縛って、ぞれぞれの紐に片方ずつの足をね」

ベッドの下のほうに2本のシルクの紐があったが

なんでこんなことをしなければならないのか
と躊躇っていると

指輪が締め付けた。

「いてぇっ!」

仕方なく隼人は自分の両足をその紐で縛った。

「くそぅ、なんでこんなこと・・・」

「良い子だよ隼人。
今度は手を上の紐に片方縛って」

「なっ、なんでこんな」

「早くしなよ」

「てめっ!どこで見ていやがる」

「うるさいよ」

「いてっ!」

またしても指輪が閉まる。

隼人は声のするとおりに従いながら両足と左手を拘束されままベッドに横になっていた。

シュル・・・

ベッドの右上の紐が勝手に伸びて隼人の右手に巻き付いた。

「あっ!」

とうとう隼人は両手両足を全て
拘束されてしまった。

今度はベッドの下から鋭く尖ったくねくねと
動く太い針金のようなものが

両手、両足の所から伸びてきた。

そのまま隼人のシャツやズボンの中に潜り込んでくる。

「よ・・せ・・・何だこれ・・」

先が尖っているため、それが入り込むと服がそこから裂けてくる。

同時にひんやりとした感触が体に触れて

背筋が粟だった。

隼人は動けないままその金属が止まるのを待つが

その金属は何度も隼人の体の上をなぞるように行き来している。

「も・・や・・めろ」

「どうしたの?淫乱だから感じるの?」

相変わらず声しか聞こえない相手に対して

隼人は睨め付けることさえできない。

「君が悪いんだよ、僕のリングを受け取ったのに

出て行ったりするから」

「でも・・・帰って・・・きた・・」

「ああ、だから2度とそうしないように教え込んであげるんだ」

「いいから・・・姿を・・みせやがれ・・」

「僕に会いたいの?」

「・・・」

「いいよ」

<吸血鬼が・・・6へ続く>

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ここまで読んでいただき、お疲れ様でした。
18禁と言っておきながらここまでは
まだあまり大したことがなかったですね(汗)
次回からが結構ヘビーです。
ご注意ください。

昨日のジャンプ立ち読みしてしまいました。
はい、獄が縛られてました。
もう、脳内ヤバイ状況ですね(汗)
誰か了獄描かないのかなぁ~
γ獄もあるかも(苦笑)
やっぱり獄総受希望かも。。。

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2008年4月21日 (月)

吸血鬼が・・・4

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リングは何をしても抜けなかった。

それだけではなく武が隼人に抱きついただけで

光を放って隼人の指を締め付けた。

「俺、城へ帰る」

「帰るって、お前の家はここだろ」

「俺に家なんかない・・・」

静かに言う隼人にやさしく武が肩を抱いて隼人の指に光るリングを見つめる。

「こんなことなら、俺がお前の指にはめれば良かった」

武は首に掛かっている自分のリングを取り出した。

「こっちの手にはめてもいいか?」

隼人の右手を掴んだ。

「よせ・・・これ以上俺に負担をかけさせたいのか?」

「でも、諦めきれねぇ」

武は自分の頭を抱えた。

「やっと、お前と楽しく生きていこうと思ったのに・・・こんなのって・・・」

隼人は武の姿を見ながら

ドアまで歩いて行った。

「お前にはもっといい奴が、きっと見つかるぜ。
俺は多分もう
恭弥なしじゃ生きられねぇみたいだ」

「待て!!」

「悪りぃ、お前じゃ駄目なんだ」

「隼人!」

「諦めろ」

「でも、俺もお前の血なしではもう無理かもしれない」

「えっ?」

「あの味を知ってしまってから俺は・・・」

「でも、この指輪がはまっている限り
お前は俺の血は吸えねぇ」

「わかってる」

「じゃあ、城に行かせろ」

「やだ!だめだ。どうしても行くなら俺を倒してから行け」

「くっ、面倒くせぇ・・・ほら・・」

いきなり隼人はシャツのボタンを外して胸を晒すと

武の目の前に突き出した。

突然白い胸をさらけ出されて武は一瞬目を見開いたが

小さく笑って小さな赤い果実に口を付けた。

「くっ!・・・あ・・・う・・」

舌で果実を転がされて息を飲む隼人は

「咬め・・」

と言葉を継いだ。

「・・あっ・・くっ・・」

武は勢いよく噛みつかれてチュウチュウと夢中で吸い始めた。

「あ・・ぁぁぁ・・う・・」

「うまいぜ・・はやと」

しばらくすると武の動きが止まった。

「やっと終わったか・・・」

隼人の胸から武が崩れ落ちた。

「じゃあな」

隼人はドアを出て行った。

武は薄く開いた瞳からバタンと閉まるドアを見ていた。

しかし、体はしびれたまま動けないままだった。

(まんまと隼人にやられるとは・・・)

恭弥の指輪をはめた隼人の体には

恭弥以外の者が隼人の血を吸うと毒になる。

大量でなければ致死量には至らないが

少しの間麻痺させるのには充分だったのだ。


<吸血鬼が・・・5へ続く>

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ここまで読んでいただきお疲れ様でした。
またちょっと山獄でしたが
次回は18禁ヒバ獄いきま~す!!
ご注意ください。

最初書いたこの先の内容が
あまりにもすごいので、書き換えようと思います。
それはそれで裏本として残そうかとも考えております。
とはいえここで発表することはないんだろうなぁ~アハハハハ(笑)

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2008年4月20日 (日)

吸血鬼が・・・3

「おかえり。心配してたんだぜ」

隼人の背中に腕をまわした武の手の熱が

隼人に伝わってくる。

(あつい・・・)

(このまま押し倒してぇ)

少し乱れた隼人の髪を武は指ですくうと

隼人と目があった。

吸い込まれるように顔を寄せると

パシッ!

勢いよく隼人に叩かれた。

「何しやがる!この変態!!」

「そりゃひどいぜ。お前の方がエロいくせに」

「なっ!てめっ!見てやがったな!!!」

「だって気になったから・・・」

「くそぅ・・・俺が帰れるところは10代目のところしかねぇ」

「何言ってるんだ」

武は隼人の両腕をおさえて家路を歩き出した。

それは小走りのように早まっていく

(早く隼人の・・・)

家に着くと乱暴にドアを開けて

隼人を部屋に突き飛ばした。

「なにしやがる!!」

「俺、限界だ」

突き飛ばされて床に転がった隼人に覆いかぶさると

隼人の体を押さえつけて唇を塞いだ。

(嫌だ・・・)

隼人の中で嫌悪感が広がっていく。

つい先日まではそんなことはなかったのに

今日はすごく嫌だ。

「やだ・・やめろ・・・やめろ!!!」

いきなり武の動きが止まった。

「どうした?隼人・・・俺は嫌いか?」

隼人もよくわからず首を降りながら顔を手で覆った。

「ん?」

武は隼人の薬指に輝くリングを見つけた。

「エンゲージリングはめられちまったのか?」

少し悲しそうに隼人の手をとると

隼人もその手を見つめた。

「ちがっ、そんなんじゃねぇ!」

と指輪を抜こうとして動きが止まった。

「抜けねぇ・・・」

呟くと武も隼人の指からリングを抜こうとしたが

やはりビクともしなかった。

2人は顔を見合わせていた。

<吸血鬼が・・・4へ続く>

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久しぶりの更新でした。
それでいきなり山本が?!(笑)
何か三角関係みたいな話の展開になってきました。
けど、実は獄は山本とは友達でいたいはずなんです。
山本はそうは思っていないところが悲しい。。。

という話のはずなんですけど・・・

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2008年4月18日 (金)

吸血鬼が・・・2

「隼人ここはどう?」

翌日隼人は天蓋付きの大きなベッドで目覚めた。

その横には上半身裸にシャツを羽織った姿の恭弥が体を起こして

本を読んでいた。

「ま・・ぶしい・・」

「ああ、君も僕の仲間入りだね」

光を背に多分微笑んでいるであろう恭弥は

読んでいた本をベッドサイドに置く気配がした。

「それは一体どういう意味だ!」

「君は選ばれし者だからね」

「選ばれし者?」

「うん、説明しろとか言わないでね。僕は面倒なのが苦手なんだ」

「じゃあ、帰る!」

「待ちなよ。やり逃げ?」

「なっ!てっめぇ!!そんな言い方はよせ!」

「違うの?」

「根本的に違うだろ!!!」

「ふ~ん」

「ふ~んじゃねぇ!ふざけるな。俺はリングを貰いに来ただけだ」

「リング?ああ、これ?あげるよ」

「なに?!」

あまりにあっさりリングを渡されて隼人は驚いた。

そのリングにはまさしく雲の刻印が刻まれている。

「さあ、手を出して」

恭弥の言葉に従うと恭弥は隼人の薬指にそのリングをはめた。

(やり!!)

隼人は心の中でそう叫んだ。

「これで僕達は一生一緒だね」

「はっ?!何バカなこと言ってやがる!!」

隼人は笑いながら立ち上がった。

「もう、用はねぇから帰るぜ」

「じゃあ、また帰ってきてから楽しみにしているよ」

「うるせー!!」

隼人の言葉に恭弥はフッと笑っただけだった。

隼人はズカズカと部屋を出た。

長い回廊を抜けて城を出てしばらくすると

長い道の先に武の姿が見えた。

<吸血鬼が・・・3へ続く>

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獄の心が分からなくなりつつあります。
彼は誰が好きなのでしょうか?
男ってどっちか選べない人種だったりしませんか?
彼にはそんなズルイ面があるのかもしれません。

本当は純粋なだけに
自分もそれだけ傷つく自虐的なタイプだから
痛いのが好きなんです。

テヘヘヘ(笑)
スミマセンそんなヤツじゃないですね~

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2008年4月17日 (木)

吸血鬼が・・・1

武との食事を終えると隼人は寝室に戻った。

今日武は自分の部屋に帰っている。

「やっとひとりになれた」

隼人はここのところずっと武が一緒で何となく疲れた。

武がいると自分のペースが乱されるようで

なぜか落ち着かない気分になった。

こうしてひとりでベッドに腰掛けるとすごく静かに感じられて

どこかホッとする。

またしても月明かりの中うとうととしていると

男が現れた。

しかし、今日の隼人はそれを予測しているどころか

彼を待っていたのだった。

「よお、来たな恭弥」

「覚えていてくれたんだね。うれしいよ隼人」

男の声がうれしそうだ。

隼人もクスリと微笑むと男は黒いマントを脱ぎ捨てて

ベッドへ近づいてきた。

「待てないよ隼人」

そのまま隼人を抱きしめて唇を塞ぐ

隼人は操り人形のように恭弥にされるまま目を閉じた。

恭弥は隼人をそのまま押し倒して咬みつくようなキスをすると

隼人も恭弥の背中に腕を回した。

「もっと・・・も・・と・・・」

「君は欲張りだね」

恭弥の瞳が赤く輝くと隼人は自分からシャツのボタンを引きちぎり

胸をはだけた。

「ここにも・・・きょう・・や・・あっ・・」

赤く熟れた胸の尖りを指して隼人は恭弥を導くと

恭弥の口元がそこへとたどり着いて強く咬む。

隼人はチクリとした痛みに一瞬だけ顔を歪めたが

すぐにうれしそうな快楽の顔になった。

「お・・・い・・しい?」

「うん、すごく」

そこからチュウと隼人の血を吸っている

「君も吸いなよ」

恭弥は自分の人差し指を隼人の口に入れる

「あ・・うっ・・・」

いきなり口の中に指を入れられて隼人はそれを舐め始めた

「君はいやらしいね」

よだれをたらして目を半分開いて夢中で恭弥の指にしゃぶりつく隼人の顔

を見て恭弥はクスリと笑う。

もう一度恭弥の瞳が赤く光ると隼人は恭弥の指を強く咬んだ。

そこから流れる血に勢いよく吸い付く

それを満足げに見つめた恭弥は隼人を抱いたままマントを拾い上げた。

そのまま背中に羽織ると。

バサリというマントの音と共に

2人の姿は消え去ったのだった。

「あっ!」

ドアの隙間から見ていた武は思わず声をあげていた。

たった今まで隼人の官能に満ちた顔を見せられて

今にでも自分で隼人に触れたいと思いながらグッと我慢していたが

2人ともいきなり姿を消されてしまっては手の打ちようがなかった。

隼人には「ひとりで行かせて欲しい」と言われていて

城に出向く訳にはいかない。

ただ、さっきの隼人の様子では

隼人は正気を失っている様に見えた。

恭弥に操られた人形のようだった。

もしかしたら2度と隼人に会えないのかもしれないと

思うといてもたってもいられない。

そこで武は3日だけ待つことにした。

<吸血鬼が・・・2に続く>

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最終章がはじまりました。
この章はすごくエロいです。
最初に断言します。

エロ、BL、二次創作が苦手な方は
本当に読まないようにしてください。
読んでしまって不快になられても一切責任は持ちません。

それからこの章は全て16禁で
お願いします。

エロイラスト描いてましたが
上手くエロくできないので
後ほど気が向いたらアップします。

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