ボスへの誓い5(最終章)
部屋いっぱいに散乱する艶事のあと・・・
脱ぎ散らかされたシャツを拾い上げて
袖を通す獄寺の仕草をツナは黙って見つめていた。
全て洋服を身に纏い終えると
獄寺は静かな口調で口を開いた。
「10代目、俺帰ります」
先程まで狂おしいように
『ツナ!ツナ!』と叫びながらすがりついていたのは夢のようだ。
わずかにふらつく足取りが痛々しくて
「獄寺君ごめん俺ひどいことしたね」
と俯くと獄寺はその手を取って
「いえ、10代目俺はこれでファミリーの・・本当の右腕になれた気がします。
先程はツナなどと呼び捨てにして失礼しました」
とペコリと頭を下げた。
ツナはその肩を抱き寄せると
「何言ってるの?これからもツナって呼んでかまわないよ。俺・・こそその痛かったでしょ」
と獄寺の頭を撫でた。
獄寺はその手を離れると
「勿体ない。俺これからも10代目が望むならいつだってOKすから」
と瞳が揺れた。
(獄寺君って子犬みたいだ。抱きしめていたいよ)
「あ、10代目俺は今日はこれで帰ります」
と立ち上がろうとするとツナはその手首をつかんだ。
「ちょっと待って」
獄寺は少し不思議そうにツナを見た。
ツナは散らかったベッドのあたりからごそごそと何かを取り出した。
「これ・・獄寺君もうすぐ誕生日だったからちょっと早いけどプレゼントなんだけど
気に入らなかったら捨ててかまわないから。誕生日おめでとう」
すると獄寺の目が見開かれた。
「うれしいっす。何すかこれ?」
と包みを開け始めた。
そこにはマフラーが入っていた。
「母さんが獄寺君にもって、編んでくれて俺と色違いなので
ちょっと恥ずかしいんだけど、母さんは兄弟みたいに思っているんだ」
「嬉しすぎます。お母様の手作りで10代目とおそろいなんて」
獄寺はうれしそうに包みを抱えると
「早く寒くなるように俺祈ってます」
「いや・・それもあんまりどうかな」
とツナが微笑むと獄寺も微笑んだ。
(ずっと一緒にいられたらいいね獄寺君)
ツナの横で包みのマフラーを巻く獄寺をツナは嬉しそうに見つめていた。
おわり
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読了、お疲れ様でした。
今回はツナ目線のお話にチャレンジしてみました。
2人の気持ちが伝わりましたでしょうか?
本当はツナは京子ちゃんと幸せになって欲しいと
思うのですが、たまにはこういう浮気があっても
ボスだし・・・
相手が魅惑の未亡人である獄寺隼人ですし(笑)
って未亡人はツナが対象でしたね(汗)
オフの報告です。
リアルマフィアの申込みをしていて
何とかスペースとれたみたいです。
参加者が1200サークもあるみたいで
すごく楽しみです。
もちろん私はヒバ獄さーくるで参加です。
小説もやっていこうかと密かに考えています。
近くなったらまたご連絡しますね。






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